サッカー

デンベレとグリーズマンの日本差別問題まとめ | 発端〜謝罪&国内海外の反応

デンベレ、グリーズマン

FCバルセロナ所属のフランス代表ウスマン・デンベレとアントワーヌ・グリーズマンについて、
問題となっている日本人差別の件の発端から謝罪に至るまで、及び、国内の反応、海外の反応などをまとめました。


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日本人差別問題の発端

https://www.youtube.com/watch?v=n_KgyivuhBU

上記は2019年にバルセロナのプレシーズンツアーとして日本に帯同した際にデンベレが撮影したものと見られ、
滞在ホテルでゲーム「PES(ウイニングイレブンの海外版)」をプレイするため、
現地の日本人スタッフにセッティングをしてもらっている時に以下のような発言をしていることが問題となっています。

デンベレ『この不細工どもはお前がウイイレをするためだけにいる。恥ずかしくないのか?』

(デンベレはズームをしながら男性の顔を笑う)

デンベレ『あぁくそ、なんて言語だよ』

デンベレ『国として発展してるはずだよな?』

動画中、グリーズマンはハッキリとした発言は無いものの、
デンベレの発言に対して笑顔を返している事から「同調」しているように見受けられます。

この表現について、
「ニュアンスなど言い回しによる解釈の誤解もあるのでは?」
と2人を擁護する声も上がっていますが、では実際にはどうなのか。

結論から言うと、以降で記述する本人の謝罪コメントなどを見る限り、
差別発言と認識した発言であったことは間違いないようです。

ウスマン・デンベレのコメント_Instagram(インスタグラム)

Instagram(インスタグラム)のストーリー機能で以下メッセージを一時的にアップしましたが、現在は閲覧できない模様です。

※google翻訳

「ここ最近、インターネットで2019年のプライベートの映像が出回っています。その場所は日本ですが、この世界のどんな場所でも、同じような表現を使っていたでしょう。したがって、私はどのコミュニティのことも指してはいません。私は人の出身地にかかわらず、友人とプライベートで、このような表現をすることがあります」

「映像は公のものとなり、映っている人々を傷つけてしまったかもしれないことは理解しています。そのために、心から謝罪をさせていただきます」

これを見て謝罪と受け取る人は皆無でしょう。
「普段から差別についての発言をすることがある」と自ら公言

「日本だからという理由ではない」と言いたかったのかもしれませんが、かえって人間性が疑われる結果となっています。

アントワーヌ・グリーズマンのコメント_Twitter(ツイッター)

Je me suis toujours engagé contre toute forme de discrimination. Depuis quelques jours certaines personnes veulent me faire passer pour l’homme que je ne suis pas. Je réfute avec fermeté les accusations qui me sont portées et je suis désolé si j’ai pu offenser mes amis japonais.

※google翻訳
「私はどんな形の差別とも反対することを誓っています。ここ数日の間、私を私ではない人間にしようとする人たちがいます。私に対する非難を拒絶するとともに、日本の友人たちを傷つけてしまったのならば、謝罪させていただきます」

自身の行動により大きな波紋が起きていることは理解しているはずではありますが、
謝罪よりも前に自身を擁護する姿勢が垣間見え、デンベレ同様に謝罪としては受け取りづらい内容となっています。

日本国内の反応

日本人は皆デンベレに失望しています。とても悲しいです。
このビデオで何も言わなかったとしても、なぜ笑っていたのかを詳しく説明する必要があります。

FCバルセロナは世界クラスのクラブチームです。
したがって、FCバルセロナの選手は、差別的な行動やコメントなしに、模範的な行動をとることが期待されています。この期待に応えられない人は、FCバルセロナでプレーするべきではありません。

これは日本への謝罪の手紙ですか?

言い訳だと思います。

デンベレが日本人について悪いことを言ったとき、なぜあなたは笑っていたのですか?

自分たちがゲームするためにわざわざセッティングしてくれている日本人スタッフに、
言葉が伝わらないからといって目の前で差別発言するなんて人間性に吐き気がする

楽天というより三木谷さん、断固とした処置を

海外の反応

英紙「Daily Star」など複数の海外メディアもこの件を取り上げ問題視しています。

「日本人同様に2人を非難する声」もあれば、
「2人を擁護し、むしろ非難する側の人間を非難する」という意見もあり、三者三様となっています。

なぜこれが人々がいつも与える言い訳なのか。

人々は明らかに無礼な態度をとり、「申し訳ありませんが、私はそうするつもりはありませんでした」と言います。

とてもくだらない謝罪でした。

フランスチームのファンであるためにフランス語を学ぶことを決心した若い日本人学生全員に失望し、恥ずかしい思いをします。
彼らのアイドルから来るこれらの嘲笑が彼らのモチベーションにそれほど悪い影響を与えないことを願っています。

あなたはあなたが望むすべてのつぶやきを書くことができます。
しかしあなたとデンベレは人種差別主義者でした。
とても簡単です。あなたとあなたの仲間が責任を取らないのはなぜですか?

あなたを非難する人々には頭脳も教育もないということです。
私たちは皆、あなたがどんなに素晴らしい人か知っています 

私はあなたが良い人であることを知っています心配しないでください!
嵐を通過させてください、人々は論争を愛していますが、これはすべて悲しい誤解であり、あなたへの勇気であることを私たちは皆知っています!!

デンベレに深く反省し、デンベレに説教しなさい彼は謝罪を感じません!
それは私をもっと怒らせます。
あなたはバルセロナと呼ばれる素晴らしいチームに所属しているので、それはもっと衝撃的です。

彼らが傷ついたと感じるかどうかを自分で決めるのはターゲットコミュニティ次第です。誰も自分の気持ちを信用しない権利はありません。いいえ、それは小さな獣を探すだけの問題ではありません。

FCバルセロナメインスポンサーの楽天三木谷浩史社長の反応

今回の件を受けて「スポンサーを降りろ」或いは「2人を追い出せ」のような声も上がっている状況ですが、
差別を受けた日本人のみならず国際的な問題として拡散した当問題について、
Twitterで三木谷社長がクラブについて抗議するとのコメントをしています。

尚、三木谷社長は人種差別については「決してあってはいけない」と以前に別件でも発言しています。

(7/7追記)楽天三木谷浩史社長のコメントを受けての2人の反応

2017年からFCバルセロナのスポンサーとなっている楽天グループ代表の三木谷氏。
Twitterでの声明に対し、
スペイン紙「スポルト」は「グリーズマンは楽天のCEOにすでに謝罪」という内容で、
スペインのラジオ局「RAC1」が伝えた内容を以下のように紹介しています。

「アントワーヌ・グリーズマンはすでに個人的に楽天のCEO三木谷氏とコンタクトを取り、動画について謝罪した。デンベレも数時間以内に問題を解決すべく、同様のことを行う予定だ」

上記の記事によれば、
グリーズマンは三木谷氏に個人的にコンタクトを取って謝罪し、
デンベレも近々同様の対応を取るであろうとの事です。

ただし、三木谷氏が求めている事は「個人への謝罪」ではないでしょう。
もっと広範囲(差別を受けた方、今回の件で気分を害した方、問題視している世界中の人々)に対して、
自身のあるまじき行為の説明が求められているはずです。

今後の三木谷社長の動向、或いは、
これを受けての今夏の移籍マーケットにおいてのバルセロナ放出リストの動向など、
今後の動きに注目が集まります。

(7/7追記)株式会社コナミデジタルエンタテインメントがアンバサダー契約解除

7月7日、株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、
FCバルセロナのフランス代表アントワーヌ・グリーズマンについて、
遊戯王コンテンツのアンバサダー契約解除とすることを公式サイトで発表しました。

FCバルセロナに所属する選手の発言について

株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、スポーツの理念がそうであるように、いかなる差別も許されるものではないと考えています。

遊戯王コンテンツでは、グリーズマン選手とのアンバサダー契約は解除することとしました。

サッカーコンテンツでは、FCバルセロナに対してクラブパートナーの立場として本件の詳細な経緯と今後の対応の説明を求めていきます。

以上

引用元:株式会社コナミデジタルエンタテインメント

グリーズマンは2021年6月にアンバサダーに就任しましたが、わずかな期間での契約解除となりました。
差別について断固として厳しい姿勢を取り、迅速な決定に至ったと考えられます。

(7/8追記)FCバルセロナが公式に謝罪表明

今回の事態を受けて、
FCバルセロナは公式に謝罪を表明しました。

FCバルセロナは、数日前にソーシャルメディアに掲載された、トップチームの選手2名(ウスマン・デンベレおよびアントワーヌ・グリーズマン)が、滞在したホテルの従業員の方々などに侮蔑的な言動をとる様子が示された映像により、日本をはじめとするアジアのファンおよびパートナーの皆様に不快な思いをさせたことについて、非常に遺憾に思います。

このような言動は、FCバルセロナが示し、守っていくべき価値観とは決して一致するものではありません。

クラブおよびパートナーの価値は、FCバルセロナの経営陣、執行役員から、クラブの様々なスポーツチームの選手に至るまで、組織のあらゆるレベルにおいて守るべき信念です。

クラブは、人種問題、差別、ダイバーシティに関する教育の改善を徹底します。FCバルセロナには、人種差別が入り込む余地はありません。

2019年夏時点でクラブの責任は前経営陣および執行役員の手にありましたが、FCバルセロナは、不愉快な思いをされた全てのファンとパートナーの皆様に公式に謝罪いたします。現在クラブを運営する経営陣は、これに類する事象が今後繰り返されないよう、尽力いたします。

両選手は既に、日本のファンおよびパートナーの皆様へ謝罪と後悔の念を示しておりますが、FCバルセロナは、今後も必要に応じて内部措置を講じてまいります。

2021年7月7日

引用元:FCバルセロナ公式

謝罪を表明したFCバルセロナ。
必要に応じて内部措置を」との記載がありますが、
それがどのような措置を指すのか、今後の動向に注目が集まります。

(7/9追記)フランス人から見るフランス人の発言への見解

今回差別発言をした「フランス人の2人」について、同じフランス人にはどう映ったのか。

フランス人Youtuber「Bebechan」さんが見解を示した動画が話題となっています。

デンベレとグリーズマンの会話については誤訳などの意見も出ている中、
実際にデンベレの問題動画を見つつ翻訳していった結果、以下のような内容であったとの見解となっています。

・「酷い顔」とハッキリ言っている(意味もそのまま)
>ウイイレのために「酷い顔」の日本人を呼んでお前は恥を知れよ(デンベレがグリーズマンに対し発言)
>酷い顔=人種差別的なのは間違いない
>対応スタッフの顔をわざわざアップにして笑っている

・「何だよこの言語」と日本語を卑下している

・ゲーム機の扱いに不慣れな日本人スタッフに対し、皮肉を込めて「先進国なんじゃないのかよ」と発言
>多少の解釈の違いはあれど、人種差別的だと捉えて間違いない

動画の内容としては上記のような見解を示しつつ、
フランス人の「フランス流のユーモア」について触れました。

その「フランス流ユーモア」については、
侮辱的なものや攻撃的なものが多い「ダークユーモア」が多分に含まれるものが多く、
本来フランス人は「ジョーク呼べるものと」と「侮辱となるもの」の間の絶妙なバランスを保っているとのことですが、
今回の件は完全に一線を超えたものでジョークやユーモアとはかけ離れたものであるとしています。

フランス人の2人を助けるために来た日本人に対し、
フランス語が分からないであろうことを踏まえて本人の前でからかった。

しかもそれを動画として記録した上で公開までしてしまったという点に対して、
言い訳のしようがない酷い行為だと非難しています。

この動画で語っている「Bebechan」さんの内容について、
「同じフランス人が、この話題をスルーせずしっかりと向き合ってくれたこと意見を述べてくれたことに 感謝したい」
のように賛同や感謝の意見
がコメント欄に多く寄せられています。

(7/10追記)フランスサッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長のコメント

フランスメディア「Foot Mercato」は、
同国紙「Le Figaro」にて語られたノエル・ル・グラエフランスサッカー連盟会長のコメントを掲載しました。

「これは2年前に遡るものだが、ビデオは見たことがなかった。アントワーヌ・グリーズマンのことを思うと、この少年の優しさが伝わってくるし、ウスマン・デンベレも同じだ。彼らは心のある選手であり、オープンで、献身的であり、このビデオが与えようとしているイメージとはかけ離れている。彼らのことを思うと胸が痛くなる」

ル・グラエ会長が知る「デンベレとグリーズマンの人格」を踏まえ、本件に対する見解を語っています。

しかし、
2名の擁護のみに留まり、差別や謝罪については触れない姿勢についてフランスサッカー連盟のトップという立場としてはどうなのか
疑問視する声も多く、以下のような意見が上がっています。

・「彼らのことを思うと胸が痛くなる」???この二人は被害者なのか??

・人格はともかくとして、本人たちがやってしまったことは事実。改める姿勢は見せるべき。

・叱責せずに「彼らは本当はいい人なんだよ」とは、会長が言うべきことではない。

・人間性の問題でなければ「インターネットリテラシー」の問題では?影響力の大きさが理解できていない点に稚拙さを感じる。

・上に立つ人間がこのレベルでは差別意識はなくならない。

・アジア人差別が日常的にあり、本音では「あの程度で・・・」と、言いたいのでしょう。彼らは、このまま日本人が忘れるのを待つ作戦のようです